20代半ばでベテラン、フィギュアスケートってすごい世界ですね。どこかピアノやヴァイオリンの世界に通ずるものがあるかもしれないけれど、衰えの時期を思うとものすごく過酷な世界。音楽家と同じで年を重ねることでできる演技もあるのだろうけれど、ある意味成長し続ける音楽家と違ってその年齢の幅が狭すぎる。だからこそ若い人にも早くから多くを求められるのだと思う。
浅田真央さん、なんて表現力のある芸術家だろう。そんな世界で頂点にいる人。ジャンプとか派手な技はするだけでもすごいけど、そんな技でさえ勢いだけでなくて、とても美しくて。それに一つ一つのステップがきれいで、そんな技巧的な動きの魅せ方に感嘆する。かといって技巧に頼りすぎることなく、ゆるやかな動きでも観衆を魅了するのがすごい。あんなに若いのに技巧的でも”美しい”演技をする…Hilary Hahn や Philippe Jaroussky の演奏に似ている。
今日電車に乗って、車窓から海が見えるところまで行きました。海を見るとなんだかどきどきします。海、はじまりで終わり。我々人間にはただ大きい、メール、バッハ、今日はバッハの誕生日。
音楽を聴いていると時に泣きそうになったり、嬉しくなったり、切なくなったり、心が安らかになったりします。和音や、楽譜には表れない揺れ、軽やかなパッセージ、強弱、秘めた想い、いろんな要素が絡まり合ってそんな音楽を作っています。
フィギュアスケートもそうだと思います。感動して泣きそうになりました。使う音楽も作品の一つです。そして一つ一つの動き、ただ何回回るとかだけじゃなくて、緩やかに流れるところでも身体全体で表現される何か。すごい芸術家たち…あんな広い場所で観客を魅了する。技術だけが突出していたってなんとなく簡素なものになってしまう。高度な技がないと点数にならないのはこの芸術の厳しいところだけど、ゆったりしたところで魅せることもすごく大切な技術であることには違いない。表彰台に乗る人たちの演技はやっぱりそのどちらも持っている人たちであったように思います。
美しいということばが男性に使われることは、
何か特別なことであるような気がします。
近年はエステだとか男性に向けたものもありますが、
そういうことだけではないのだと思います。
これまでに幾人か美しいと思う男性を見てきました。
変な感情はありませんが。
見た目がどうとか(もありますが)だけではないのです。
私が美しいと思う人たちは、何か一つことに秀でていて、
その集中された姿が、
そしてその持っているもの自体が非常に美しいのです。
トリノオリンピック銅メダリストのジェフリーバトル氏、
彼の演技は技巧的な面は非常にしなやかであり、
ゆるやかな動きでも魅力的な美しさがあると思います。
専門的なことはわかりませんが、
誰が見ても美しいと言われるのではないでしょうか。
陰陽師、初めて見ましたが、
野村萬斎氏の美しさに惹かれ、最後まで見ておりました。
「にほんごであそぼ」や、他のNHKの番組の解説では
幾度が見させていただきましたが、
演技に集中されているお姿は初めてだと思います。
見た人は誰もが惹かれるようなオーラを放っている気がします。
また目つきが非常に独特で、どこか小沢征爾氏、武満徹氏に似た、
天才が放つ鋭さであるようにも思います。
彼らのように魅せる世界で活躍される方の中には、
美しい人がたくさんおられると思います。
もちろん音楽界にもそれは言えるでしょう。
舞台の上で人々に向けて美しい音楽を届けるわけですから。
もし千秋真一氏が現実世界で指揮台に立ったら、
きっと美しいのだと思います。
ただやっぱりそんな世界の人たちにとって、
見た目の美しさは重要であると思います。
人に見られることを専門とされるわけですから、
どうしても求められる部分でもあるでしょう。
やっぱりエステも必要でしょうかね。
それとも美しい人には必要ないのでしょうか。
私にはわかりませんが。
ただ彼らにはこれからも美しく人々を魅了していてほしいです。
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