Posted by M.Mukai on 12月 10th, 2008
2007年12月10日
辛くて辛くて泣きました。悲しいことがあったので。さみしいことがあったので。やさしい歌を聴いたので。拭っても拭っても。みんなはもっと悲しいのに、がまんしていました。笑顔で元気を出そうとしていました。悲しい時に一緒にいれてよかった。
でも本当はよくわかっていない。現実を理解できていない。ただこわい。
人の心を動かす歌ってなんだろう。いつか、そんな歌を歌えたら幸せだと思う。そんな歌を歌いたいって思えることも幸せだと思う。そんな歌があることを知れて幸せだと思う。そんな歌を歌う人に出会えて本当に幸せだと思う。
クリスマス、年に一度の不思議な季節。気が付いたら歳を重ね、もうたくさん過ぎてました。子どもの頃から、教会に行って、いつもより遅くに帰って、ちょっとお祝いして眠る。起きたらサンタさんが来てました。サンタさんはほしいものをちゃんとわかってくれてる。今ではおもちゃはもらえないけど、やっぱりサンタさんはプレゼントをくれる。ただやってきて頑なな心をほどいてくれる。そんなクリスマス、後何回迎えることができるだろう。今年も一緒に迎えたかった。
ステキな季節に悲しいことがありました…。
今年も、昨年と同じように、通りは輝き、楽しい音楽が流れ、街はクリスマスに溢れています。迎える私たちは少しずつ変わって行くけれど。ただどんな日々を送っていたって、心には静かな部分を持ってクリスマスを迎えたい。でこぼことした心を整えて。
Posted by M.Mukai on 10月 25th, 2008
…終電車で帰り、寝たかどうかわからない間に家を出る。そんな毎日、広がり行く距離を感じていました。心に開いた穴、しかし疲れて嘆く元気も時間もありません。彼女が嬉しそうに迎えてくれる時間には、もう帰れないかもしれない。私の中に貴女がいるように、今も私は貴女の中にいるだろうか。
そんなある日の夜中、起こさないように帰った私に彼女は気付きました。疲れて寝ぼけ眼の寝床で、彼女は横になったまま。ただ静かにしっぽだけをピョコピョコと振ってくれました。…
とショートストーリーを。
遅くても起きて迎えにきてくれることもあります。やっぱり嬉しいです。
毎日の緊張、時に緩むことももちろんあります。ただほんの一瞬心が緩んだ時に、日々に無理があると身体が弱ってしまいます。だから週末によく風邪をひきます。病は気からってよく言ったものですね。

でもそうして気を張った日々、やっぱり一番弱ってるのは心かもしれません。毎日の生活の中でも、ふと温かいものにふれると涙が出ます。音楽、物語、誰かからのメール、懐かしいにおい。
街が早くもクリスマスの準備をしています。そんな温かさにより気付かせてくれる季節。
Posted by M.Mukai on 11月 10th, 2007

クリスマスが近づくと街がきらびやかになります。私はついその光に足を止めて、その光の中に何かを覗こうとします。光を扱う人もまた芸術家だなと思う。

どうして光に惹かれるのだろう。人間は闇の中でいつも恐れているのかもしれない。光は救いの象徴なのかもしれない。光がないと暗くて道を見失ってしまうから。クリスマスは賑やかで楽しい雰囲気が溢れていて素敵だけど、光を静かに待つ時間でもあるのかもしれない。
Posted by M.Mukai on 12月 25th, 2005
この時期に必ず開かれる演奏会といえば、ベートーベンの交響曲第九番がまず浮かぶでしょうか。日本で年末の演奏会が定例化したのは、もとはオーケストラの収入がなかったためらしいですが、今では第九を聴かなければ年を越せないという人も少なからずいるのでは。
同じくこの時期にヘンデルのオラトリオが演奏される。メサイア(救い主)キリストが生まれる前の予言から、誕生、そして受難、十字架による死と復活、イエスの復活によって人類にもたらされた永遠の生命への賛美…それら全てがヘンデルの美しいアリアと合唱に歌われます。ハレルヤが有名ですが、一つ一つのアリアも すばらしい作品であるため、よく抜粋して演奏されます。
キリストは生まれる前から、十字架による死がわかっていました。多くの苦しみを受けるとわかっていながら、彼ほど多くの人に誕生を祝われている方はありません。そんなに苦しむなら生まれなければよかったのに…とは誰も思わないのです。
このオラトリオを全曲続けて聴くことで、キリストの誕生が世界中で祝われる理由が、なんとなく伝わってくるかもしれない。2時間半にもなる大作ですが、まるで全てを知っているかのように演奏される序曲、そして静かなテノールの語りでその世界に入り込んでしまったら、最後のアーメンまで抜け出すことはありません。クリスマスの季節に一度は聴いておきたい。
「人間の声に勝る楽器はない」とは誰の言葉でしょうか。ベートーベンもヘンデルも、そして数多くの作曲家たちも、言葉にせずとも最後に戻るところはそこであったように思います。
Posted by M.Mukai on 12月 24th, 2005
アメリカのとある町に、ロバートという男が、
妻と幼い娘の三人で暮らしていました。
貧しい中、三人は幸せを感じる日々を送っていました。
そんなある日、妻が病気で寝込むようになりました。
ロバートは治療のために一生懸命お金を集め、
蓄えも使い果たして、妻の回復を祈りました。
しかしその想いも空しく、
妻は起き上がることもできなくなってしまいました。
12月のある夜、まだ幼い娘が無邪気に尋ねました。
「ねぇパパ、
私のママは、どうしてみんなのママと同じじゃないの?」
みんなみたいにお母さんと遊んだり、お出かけしたりしたい
という思いもあったかもしれません。
ロバートは娘を抱きしめ、
この子を幸せな気持ちにしてやりたいと、
一生懸命に答えを考えました。
そして自分の中から想像力と勇気をかき集めて、
ゆっくりと、一匹のトナカイのお話をはじめました。
人と違うことを悲しんではいけない。
違うということを誇りに思うことが必要なんだ。
奇跡はきっとおこるはず。
そんな想いをこめて。
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