Posted by M.Mukai on 10月 25th, 2008
…終電車で帰り、寝たかどうかわからない間に家を出る。そんな毎日、広がり行く距離を感じていました。心に開いた穴、しかし疲れて嘆く元気も時間もありません。彼女が嬉しそうに迎えてくれる時間には、もう帰れないかもしれない。私の中に貴女がいるように、今も私は貴女の中にいるだろうか。
そんなある日の夜中、起こさないように帰った私に彼女は気付きました。疲れて寝ぼけ眼の寝床で、彼女は横になったまま。ただ静かにしっぽだけをピョコピョコと振ってくれました。…
とショートストーリーを。
遅くても起きて迎えにきてくれることもあります。やっぱり嬉しいです。
毎日の緊張、時に緩むことももちろんあります。ただほんの一瞬心が緩んだ時に、日々に無理があると身体が弱ってしまいます。だから週末によく風邪をひきます。病は気からってよく言ったものですね。

でもそうして気を張った日々、やっぱり一番弱ってるのは心かもしれません。毎日の生活の中でも、ふと温かいものにふれると涙が出ます。音楽、物語、誰かからのメール、懐かしいにおい。
街が早くもクリスマスの準備をしています。そんな温かさにより気付かせてくれる季節。
蚊は出産のために、血を吸いに来ます。
そして血を吸うときに皮膚を麻痺させるため、逆に唾液を出します。
そのせいで刺されたところが腫れたり痒くなったりします。
蚊にも事情はあるんでしょうけれど、
いつも思うことがあります。
ちょっとやそっと血を吸われても私は大丈夫。
子孫を残すのは大切なことだってわかります。
必要なだけ血をわけてあげるから、
だから唾液を出さないでほしい。
…無理ですよね。
時に、部屋を全部ひっくり返して整理すると、過去のいろいろなものが出てきておもしろいものです。先日、掃除を初めたら勢いがついたのでひっくり返しました。結局ただ出しては、ほとんどまた元のところにしまいこんだだけで、整理にはなりませんでしたが…
日記のようなノートがありました。出来事はあまり記されてなく、ただ日々自分の中に抱えきれないものを書いただけの。時には呪文のように、ただ同じ言葉を書き並べているだけのページも。そうやって自分の外に出して、気持ちを整理しようとしていたのだと思います。別に読み返す性格の物ではないのだけど、その時そう考えていたってことを何故か残しておきたくて、引き出しの奥にしまいました。
明日死んじゃうかもしれないから、そんな内面の記録をはじめ、身の回りのこと、もっとちゃんと整理した方がいいなっていつも思います。子どもがくれた折り紙や手紙も、本人たちは日々の新しい出会いの中で、もう忘れているだろうけれど、その時そう思ってくれていたということを、やっぱり残しておきたい。これは処分できないからその時が来たら棺桶に入れてもらおう。
私の名前をつけたのは祖父でした。 そして初めてその名をつけた理由をききました。長崎、佐世保の祖父母のところでゆっくりな時間を過ごしました。前に会ってから8年になるでしょうか。特に祖父は随分と雰囲気が違いました。すたすたと私を連れて歩く姿を覚えています。けれどもう歩くのが辛いといった感じでした。もう会えないかもしれないよと笑いながら言っていたけど、とても寂しかった。
長崎で海と空を見ました。広大な海の前に自分の小ささを思い知らされました。海の深いところに吸い込まれそうになりました。 本当にあぶなかった。
ただ知らない町を歩くだけでとても楽しい。同じような景色でもやっぱり違う。特に音が違います。その土地の方言を聞くだけで、自分は知らない町にいると、ドキドキします。そして何かが見つかるかもしれない、そんな希望も旅にはあるのかもしれません。知らない町を歩いてみたい。どこか遠くへ…
Posted by M.Mukai on 10月 19th, 2007
風がとてもいいにおいがします。今日は少しだけ南の方、山の近くへきました。ゆっくりと歩いていると秋のバラードが聞こえてきます。毎日がそんなふうに流れたら、きっと心も身体も健康でいられることでしょう。
空を見ながら、同じ高校のある女の子のことを思い出しました。正確に言うと、彼女が書いた作品を思い出しました。彼女は高校生らしい将来への不安や、希望を持っている人でした。私はたぶん同じクラスでもなかったと思うし、一度だけ暑中見舞いをもらったくらいであんまり覚えていません。ただ廊下に飾られた、彼女が美術で作った作品、そこに添えられたなんとも高校生らしい言葉が、今でも残っています。
「現実を見なさいっていうけど、理想を持っちゃいけないの?」
現実は、きっと理想で変わり続けるものです。
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