空 私の名前をつけたのは祖父でした。 そして初めてその名をつけた理由をききました。長崎、佐世保の祖父母のところでゆっくりな時間を過ごしました。前に会ってから8年になるでしょうか。特に祖父は随分と雰囲気が違いました。すたすたと私を連れて歩く姿を覚えています。けれどもう歩くのが辛いといった感じでした。もう会えないかもしれないよと笑いながら言っていたけど、とても寂しかった。

 長崎で海と空を見ました。広大な海の前に自分の小ささを思い知らされました。海の深いところに吸い込まれそうになりました。 本当にあぶなかった。

 ただ知らない町を歩くだけでとても楽しい。同じような景色でもやっぱり違う。特に音が違います。その土地の方言を聞くだけで、自分は知らない町にいると、ドキドキします。そして何かが見つかるかもしれない、そんな希望も旅にはあるのかもしれません。知らない町を歩いてみたい。どこか遠くへ…