「そろそろ何も見えないな…」まだ夕方の6時前、
ペンを置いてため息をつきました。
ふと窓の外に目がいって、静かにやって来た夜に気付く。
暗くなりきらない空から、少し欠けた月が、
灯りの消えた教室をのぞきこんでいます。

矢野顕子さんが歌う。
静かに夜がくる。
義なるものの上にも、
不義なるものの上にも…
みんなの上に。

夜明けの来ない夜はないとか
暗い夜もいつか明けるとかいいますが、
私には明けてほしくない夜も、
きてほしい安らかな夜もあります。

 昔、誰かが言いました。
「月は太陽にわけてもらった光を、
私たちにもわけてくれている。」

静かに、でも優しく生きる。
私もそんな月になりたい。