20代半ばでベテラン、フィギュアスケートってすごい世界ですね。どこかピアノやヴァイオリンの世界に通ずるものがあるかもしれないけれど、衰えの時期を思うとものすごく過酷な世界。音楽家と同じで年を重ねることでできる演技もあるのだろうけれど、ある意味成長し続ける音楽家と違ってその年齢の幅が狭すぎる。だからこそ若い人にも早くから多くを求められるのだと思う。
 浅田真央さん、なんて表現力のある芸術家だろう。そんな世界で頂点にいる人。ジャンプとか派手な技はするだけでもすごいけど、そんな技でさえ勢いだけでなくて、とても美しくて。それに一つ一つのステップがきれいで、そんな技巧的な動きの魅せ方に感嘆する。かといって技巧に頼りすぎることなく、ゆるやかな動きでも観衆を魅了するのがすごい。あんなに若いのに技巧的でも”美しい”演技をする…Hilary Hahn や Philippe Jaroussky の演奏に似ている。

 今日電車に乗って、車窓から海が見えるところまで行きました。海を見るとなんだかどきどきします。海、はじまりで終わり。我々人間にはただ大きい、メール、バッハ、今日はバッハの誕生日。