祖母が亡くなりました。おばあちゃんというのは優しいものだと教えてくれた人でした。兄弟の多い我が家に、子どもが生まれる度に手伝いに来てくれていました。私のおむつを替えていたら、顔にかけられたよと、笑いながら話していました。おばあちゃんが来るとなんだか安心しました。おばあちゃんが優しかったからだけでなく、きっと母が安心していたのを子どもなりに感じとっていたのでしょう。今子どもを育てながら、その力の大きさを改めて感じます。

 でも大きくなるとともに会う機会も減り、祖母が身体を悪くして施設に入ってからも、本当に稀に顔を見せた程度でした。訃報を受け、老後は幸せだったのだろうかと、いつも心にかけていなかった自分に悲しくなりました。

 通夜に向かう途中、雨が降りました。着くころには晴れ間が見え、車から虹が見えました。ちょうど通夜のある教会と重なり、まるでそこから天に伸びているようでした。

 神様の近くから、これからも見守っていてください。