先日帰ったら、魔女の宅急便が放送されていました。途中魔法が使えなくなったキキが、ウルスラのアトリエで絵のモデルになるシーン。何度も見たはずが、二人の会話がとても印象的でした。

「魔法も絵も似てるんだね。あたしもよく描けなくなるよ。」
「ほんと!?そういう時どうするの?
 わたし前はなにも考えなくてもとべたの…
 今はどうやってとべたのかわからなくなっちゃった。」
「そういう時はジタバタするしかないよ。
 描いて描いて描きまくる!」
「でもやっぱりとべなかったら。」
「描くのをやめる。散歩したり景色を見たり昼寝したり…なにもしない。
 そのうちに急に描きたくなるんだよ。」
「なるかしら。」…

 何も考えずにできていたことが、急にできなくなる。そんな風に誰もが躓いて、悩んで、時に大切な想いを失いそうになるのでしょう。がむしゃらにジタバタしても、どんどん分からなくなって…やめてしまうのも勇気がいります。でも本当に大切であれば、絵描きの血が流れていれば、きっとまた描きたくなる。魔女の血、絵描きの血…神様かだれかがくれた力。苦労もするけれど。
絵描きも、魔女も、パン職人も、音楽家も。

 誰かとのステキな出会いが、誰かのステキな言葉が、そんな苦悩から救ってくれることもあります。そんな道しるべに出会わせてくれるのは諦めない心でしょうか。