グリーンコンサート

Posted by Y on 7月 29th, 2008

 昨日、関西歌劇団の新進歌手による演奏会がありました。日々音楽を学び、私たちに安らぎや喜びを与えてくれる演奏家たち、時には苦悩もあるかもしれません。したい音楽と受け入れられる音楽、時にギャップがあるかもしれません。生活の糧を得ることと音楽を続けること、時に共存できない時があるかもしれません。それでも音楽を愛し私たちにもその喜びを頒とうとしてくれる人たちの演奏に、日常に疲れた私たちの心も、少しずつ洗い流されていくのでした。

空

 ただ昨日は警報まで出た急な雨と雷に電車は止まり、時間が迫るにつれて間に合わないかもしれないという焦りが…開場時間がすぎた頃、電車はようやく動き始めました。満員の車内から見える雲間からの夕日、一方には虹。昔、神様がノアに約束の印として示したという。嵐の後の優しい光に泣きそうになる。

 演奏会、聴けたのは途中からでしたが、オペラアリアや歌曲、最後には美しいアンサンブルも。遅れて聴けなかった方たちの音楽も、最後のアンサンブルで触れることができました。新進歌手、これからも活躍してほしい。

 つかの間の音楽は心を癒してくれます。
当の主はそれを不思議に思うかもしれないけれど。

精神の呼吸

Posted by Y on 7月 27th, 2008

 私も多くのお客さん同様、モディリアーニ展目当てで国立国際美術館に行きました。そこで同時に開催されていた「塩田千春 精神の呼吸」展。作品についてはぜひ直接触れてほしい。モディリアーニ展とはまた違い、質の違う衝撃がそこにありました。普段の生活の中で何気なく目にする事物、それらが纏っている時間の経過、過去の記憶、主との営み、人との出会い、見えない繋がり。それらをまるでその作品の中に同時に表現しようとしているような…どこか、様々な角度からの立体を、すべて平面上に表現しようとした試みに似ている。

 「音楽は刹那の、美術は永遠の芸術である」と誰かがいいました。確かにそうかもしれない。でも彼女の作品に触れて、ふと気付いたというか教えてもらったことがあります。作品は変わらないかもしれないけれど、私たちは変わり続ける。その時に作品に触れて感じたことは、その時にしか存在しないのだと。だからその時々の気持ちや、作品に触れた時の感動を大切にしたいと思いました。

ハープ

 美術館の入り口、そこにも刹那の芸術家が一人。

「塩田千春 精神の呼吸」9/15(月)まで国立国際美術館にて

モディリアーニ展

Posted by Y on 7月 18th, 2008

国立国際美術館 国立国際美術館、モディリアーニ展に行ってきました。モディリアーニ、不思議な画家でした。彼のスケッチブックには、人体のいろいろなスケッチ、クロッキーがありました。多くは、線を重ねて形を探して行くのではなく、躊躇しない一本の線で、描かれている素描。ピカソもそうであったように、まずフォルムを描く技術を学び、より単純で純粋な表現方法を探していたのかもしれません。

 プリミティヴィズム、文明に侵されていない原始美術とか、部族社会の美術とかを指すらしいのですが、そうした美術に魅了されて、モディリアーニは彼独特の人物描写を確立していきました。ピカソもそうした美術に興味を持ち、どちらかというと情熱的な表情をあらわにした、アフリカの彫刻に強い影響を受けた時代があったようです。それを経て後にキュビズムの開拓に突き進んでいくのですが、モディリアーニは一見無表情な、静かな表情の彫刻に魅せられた時代があり、彼の人物表現を開拓していったのでした。

 たくさんな肖像画がならんでいて、どれも無表情に描かれているようなのに、なぜか強い意志を感じる。色彩や、静かながら何かを秘めた表情が、一人一人の個性を際立たせていました。表情に表れない、静寂こそが表せる本質を、彼は描きたかったのかもしれません。

 彼の作品には女性の肖像画がたくさんありますが、恋人のジャンヌ・エビュテルヌのそれはその作品群の中でも重要なものだと思います。展示場には色男なモディリアーニの写真、美しいエビュテルヌの写真がそれぞれありました。二人がいかにお互いを必要としていたか、彼の作品からも伝わってきます。

 35歳で病により永眠した彼を追い、エビュテルヌは二日後に自殺したという。最後の最後までなんともドラマティックで、映画にもなっているようです。ぜひ見てみたい。

「モディリアーニ展」9/15(月)まで国立国際美術館にて

結婚式

Posted by Y on 7月 6th, 2008

 昨日結婚式の披露宴があり、余興で知人と演奏させていただきました。トロンボーンソロに私がピアノ伴奏を。人前でピアノを弾くなんて数年ぶりで、しかも結婚披露宴というおめでたい場、非常に緊張しました。曲は王道、アラジンからホール・ニュー・ワールド。短期間で急いで準備したのですが、愛のハーモニー、喜んでいただけたようでよかったです。

champagne

 新郎新婦とは一時期アルバイトしていた時にご一緒させていただき、お世話になったお二人でした。短期間しか勤めてなかったので、お名前を聞いてもわからず、実はお顔を見るまで思い出せなかったのですが、とても懐かしくなりました。今ではお二人とも当時の職場は離れ、新たに歩み始めておられるようです。

 会場はおしゃれなイタリアンのお店だったのですが、正直あまりそんなお店で食事をしないので、なかなか作法に困ります…とりあえず馬鹿の一つ覚えでフォーク、ナイフ等は両端から使っていけば良いと記憶しておりますが、必ずしもそうというわけでもなく、スープ用のスプーンは前に置いていたり(最初間違えて、魚料理用の大きな平たいスプーンのようなので、スープに口を付けてしまいました…)、作法に限らず、冠婚葬祭のマナーなど、参加の機会も増えてきたので覚えて行きたいです。

 結婚式、自分も幸せを分けていただいた気がして、なんだか嬉しくなります。日々落ち込むこともあるけれど、少しほっとする時間をすごせました。

 末永くお幸せに☆