バッハとワイン

Posted by Y on 1月 26th, 2008

wine

 先日小さなギャラリーでバッハ音楽を聴きました。小編成のアンサンブル、愛好家が音楽を楽しみにくる空間、休憩にはワインを嗜む人も。こうして昔は日々音楽を楽しむ時間があったのだろうなと、バッハの音楽を楽しんだのでした。教会音楽やソナタなんかはしっかり用意された場所で演奏されたんでしょうけれど、日々のサロンでは何の準備もしないで、そこに居合わせたリュート弾きや歌が好きな人が楽譜をぺらぺらめくりながら、「これやってみましょうよ。」って感じで演奏してみたり、そこにあったチェンバロで弾き語ってみたり、自分の曲を披露してみたり、音楽をその時その時でお酒を飲みながら楽しむこともあったんでしょう。
 私は演奏会後に、もったいなくも演奏家のみなさんと一緒に話す機会をもらい、ワインもいただきました。音楽の話、活動の話、居合わせた歌い手(私も入れていただきました)がたまたま誰かが持っていた楽譜をみて演奏してみたり。楽器も片付いた明るいギャラリーでゆっくりと過ごしたのでした。

Posted by Y on 1月 13th, 2008

空 私の名前をつけたのは祖父でした。 そして初めてその名をつけた理由をききました。長崎、佐世保の祖父母のところでゆっくりな時間を過ごしました。前に会ってから8年になるでしょうか。特に祖父は随分と雰囲気が違いました。すたすたと私を連れて歩く姿を覚えています。けれどもう歩くのが辛いといった感じでした。もう会えないかもしれないよと笑いながら言っていたけど、とても寂しかった。

 長崎で海と空を見ました。広大な海の前に自分の小ささを思い知らされました。海の深いところに吸い込まれそうになりました。 本当にあぶなかった。

 ただ知らない町を歩くだけでとても楽しい。同じような景色でもやっぱり違う。特に音が違います。その土地の方言を聞くだけで、自分は知らない町にいると、ドキドキします。そして何かが見つかるかもしれない、そんな希望も旅にはあるのかもしれません。知らない町を歩いてみたい。どこか遠くへ…

天地創造

Posted by Y on 1月 1st, 2008

アダム
 実物は見たことがないけれど、とても有名で一度は見に行きたい作品。ミケランジェロの天地創造。これはその一部分で、神が人間であるアダムに魂を吹き込む場面らしい。

 でもこの絵を見ると、まるで、人間そのものを表現しているような何かを感じます。神が腕を精一杯伸ばし人間に触れようとしている。でも人間の腕と指は曲がり、そこにわずかな隔たりが生まれている。いつも神は我々に精一杯愛情を込めて手を差し伸べているのに、我々はそれに気付かず、いつも自分たち人間のことばかり考えているのかもしれません。