Posted by Y on 8月 30th, 2007

 今年はあまり蝉のなき声をきかなかった。あまり緑のある場所にいかなかったからか。ちょっと前までは嫌でも聞こえてきたのに、聞こえないとなんだか夏が最盛期を迎えずに終わってしまったようでさみしい。もうすぐ夏休みって時期に鳴き出して、夏休みの間は自転車でどこにいくにも、蝉の声を聞きながらだった気がする。暑いのは好きではないけれど、夏休みにわくわくしたそんな懐かしい時代を思うと。年中メリハリのない生活もどこか味気ない。蝉が鳴かなかったのではなくて、自分の生活が変わってしまったみたい。もちろん子どもの頃と同じようにはいかないけれど、オフィスの中で一日が終わる。

 今日はあまり良い天気とはいえないけれど、雨が降る前にと洗濯物をほしました。どこから来たのか蝉が一匹、電線にぶつかってそのまま飛んで行くのが、ベランダから見えました。

倉敷チボリ公園

Posted by Y on 8月 23rd, 2007

チボリ

 岡山に行った時、倉敷チボリ公園が近くにあるときいて、とにかく行きたくなりました。中学生のときにCMがやっていました。人魚が泡を残して泳ぎ去り、チューリップ畑の広がる景色やライトアップされたヨーロッパの建物。きっと異国から来た美しい公園なのだろうと、当時いつか行きたいと思っていました。そしてついにその時がきたのだと。

 倉敷駅を降りると立派な時計台、12時を指すと人形たちが踊るかわいい仕掛け時計。そしてそこから観覧車をはじめ、テーマパークによくある風景が見えました。中学生の時から今までずっと勘違いをしていました。テーマパークだったのですね(今思えばいったいどんな世界を想像していたのか…相当美化されていました)。せっかくだから行くことにしました。勘違いだった驚きと、久しぶりな、しかも一人のテーマパークにちょっとドキドキして。

 係の人が踊りながら迎えてくれる入り口、自分だけに向けられた歓迎の挨拶に戸惑いました。平日でもあって人がいない…静かな園内、小雨の中ゆっくりと歩きました。アンデルセンの世界を表現したテーマパークのようです。あのCMは人魚姫の物語からきてたのですね。異国を思わせる建物や景色は確かにそこにありました。まるで人のいない鏡の世界に迷い込んだみたい。ステキな時間。だけど盛期を想像するとさみしい。

 アンデルセンの四つの物語の人形劇が見れるシアターに入りました。一人でした。端の方に係のおじさんがいたけど。入場すると人形たち(とおじさん)が手拍子と歌で迎えてくれました。少年(裸の王様)、人魚姫、マッチ売りの少女、みにくいアヒルの子が、順番に物語の世界を案内してくれました。お客さんは一人なのにいつもと同じように演じてくれる人形たち、歌もお話もすばらしかった。ドキドキしました。きっと初めのころはたくさんの子どもたちがこの席を埋め尽くして、物語に瞳を輝かせていたのだろうなと悲しくなりました。今は年をとってしまった元子どもがたった一人。

 また来ます。

古いお金

Posted by Y on 8月 17th, 2007

 買い物をしたとき、おつりで旧500円玉を貰いました。ずいぶん久しぶりに目にしました。旧500円玉はまだ稀に見ますが、最近では旧の千、五千、一万円のお札(二千円札も稀な気がする)は全く見なくなり、使用せずきれいに置いておいたら価値があがったのかな、などと想像します。

 ただ残念なことに、切符を買おうとした時、「旧500円玉は使用できません」との注が全ての券売機にあって、一台くらい使えるのがあるだろうという感覚を打ち消してしまいました。現代社会での価値は同じでも、もう券売機では使えないのかと。まだ使える場所もあるだろうけれど、きっとどんどん減っていくのでしょう。時代がこうして移り変わっているのだなと、旧500円玉を見て思うのでした。